精選版 日本国語大辞典 「奈呉の海」の意味・読み・例文・類語 なご【奈呉】 の 海(うみ) [ 一 ] 大阪市住吉区住吉、住吉大社の西方にあった海浜。現在は陸地化し、住之江区となっている。名古江。歌枕。[初出の実例]「名児乃海(なごノうみ)を朝漕ぎ来れば海中(わたなか)に鹿児(かこ)そ鳴くなるあはれその鹿児」(出典:万葉集(8C後)七・一四一七)[ 二 ] =なご(奈呉)の浦[初出の実例]「奈呉能宇美(ナゴノウミ)の沖つ白波しくしくに思ほえむかも立ち別れなば」(出典:万葉集(8C後)一七・三九八七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例