古江(読み)フルエ

デジタル大辞泉 「古江」の意味・読み・例文・類語

ふる‐え【古江】

古びた入り江。
「かげろふの小野の―を越す潮のみなとやいづく春の夕なぎ」〈夫木・二三〉

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古江」の意味・わかりやすい解説

古江
ふるえ

鹿児島県南東部,高隈山地鹿児島湾に急斜する沿岸に位置する鹿屋市集落。江戸時代,島津氏直轄地で,港町として発展してきた。 1953年までは古江線 (大隅線) の終点であったが,同線の国分駅までの延長,さらに 86年の同線廃止などで,往年のにぎわいはみられない。高須とともに鹿屋市の漁港で,イワシアジサバなどの沿岸漁業が行われる。港は鹿児島,大根占 (おおねじめ) への定期船が発着

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世界大百科事典(旧版)内の古江の言及

【北浦[町]】より

…北は大分県に接し,南東は日向灘に面する。主な集落は古江,市振,宮野浦,三川内で,近世を通じて延岡藩に属した。町域の大半は山地で占められ,山間部の中央を占める三川内地区には北川の支流小川が西流し,米作を中心にタバコ,シイタケ栽培など農林業が営まれる。…

※「古江」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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