奈良岳(読み)ならだけ

日本歴史地名大系 「奈良岳」の解説

奈良岳
ならだけ

赤摩木古あかまつこ山の南西方、上平村と石川県金沢市、同県吉野谷よしのだに村の一市二村の接点にそびえ、標高一六四四・三メートル。白山国立公園北端の山。頂上に楢が茂り山名の由来を思わせるが、むしろ山頂の平坦な山をナラと称したとする説に従うべきであろう。奈良岳の南東一キロの地点、さかい川の支流開津かいづ谷に臨み巨大な岩壁が落下している。高さ二〇〇メートル・幅四〇〇メートル、緑色凝灰岩からなり仙人せんにん岩とよんでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android