日本歴史地名大系 「奈良岳」の解説 奈良岳ならだけ 富山県:東礪波郡上平村奈良岳赤摩木古(あかまつこ)山の南西方、上平村と石川県金沢市、同県吉野谷(よしのだに)村の一市二村の接点にそびえ、標高一六四四・三メートル。白山国立公園北端の山。頂上に楢が茂り山名の由来を思わせるが、むしろ山頂の平坦な山をナラと称したとする説に従うべきであろう。奈良岳の南東一キロの地点、境(さかい)川の支流開津(かいづ)谷に臨み巨大な岩壁が落下している。高さ二〇〇メートル・幅四〇〇メートル、緑色凝灰岩からなり仙人(せんにん)岩とよんでいる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報