奉書紬(読み)ホウショツムギ

デジタル大辞泉 「奉書紬」の意味・読み・例文・類語

ほうしょ‐つむぎ【奉書×紬】

《奉書紙のように純白であるところから》羽二重はぶたえに似た良質の紬。福井石川県から産出紋付などに用いた。

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精選版 日本国語大辞典 「奉書紬」の意味・読み・例文・類語

ほうしょ‐つむぎ【奉書紬】

  1. 〘 名詞 〙 絹織物一種。紬の精製品で、ほとんど羽二重(はぶたえ)に近いもの。福井県大野地方、石川県小松地方の特産。奉書紙のように純白なところからいう。ほうしょつむぎ。ほうしょ。
    1. [初出の実例]「奉書紬を製造せしめたるに起り」(出典:都新聞‐明治二六年(1893)二月一〇日)

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