奥小姓(読み)オクゴショウ

デジタル大辞泉 「奥小姓」の意味・読み・例文・類語

おく‐ごしょう〔‐ごシヤウ〕【奥小姓】

江戸幕府職名将軍の身近に仕え、大奥出入りのときに、その送迎をした小姓
主君の身近に仕える小姓。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「奥小姓」の意味・読み・例文・類語

おく‐ごしょう‥ごシャウ【奥小姓】

  1. 〘 名詞 〙 江戸幕府の職名。将軍に近侍して雑務に従い、将軍の大奥出入りの時に、その送迎をした小姓。数十人いた。⇔表小姓
    1. [初出の実例]「今度日光御成に付、奥御小姓・表御小姓衆へ金子被下」(出典:営中御日記‐二・寛永二年(1625)四月四日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の奥小姓の言及

【小姓】より

…戦国大名諸氏や織田・豊臣家などでは多く職制化されており,小姓組,小姓衆として番体制がとられている例もある。奥むきの雑用にたずさわる奥小姓,主君外出の際に騎馬で随従する騎馬小姓(小姓組),徒歩で随従する歩行小姓(中小姓)などと区別される場合もあった。また元服以前に近侍する若年の小姓を小(子)小姓といった。…

※「奥小姓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android