奥御年(読み)おくつみとし

精選版 日本国語大辞典 「奥御年」の意味・読み・例文・類語

おく‐つ‐みとし【奥御年】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おくつ」は、時期遅いの意。おくての稲、または、遅く実る穀物の意から ) 稲の異名
    1. [初出の実例]「皇神等の依(よ)さし奉らむ奥津御年(オクツミトシ)を手肱(たなひち)水沫(みなわ)(か)き垂(た)り」(出典延喜式(927)祝詞(出雲板訓))

おき‐つ‐みとし【奥御年】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おきつ」は、時期の遅い、の意 ) ⇒おくつみとし(奥御年)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android