奥深(読み)おくぶか

精選版 日本国語大辞典 「奥深」の意味・読み・例文・類語

おく‐ぶか【奥深】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「おくふか」とも。形容詞「おくふかい」の語幹から )
  2. 奥まっているさま。
    1. [初出の実例]「あまり、もて離れ、おくふかなるけはひも」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)
  3. 深みのあるさま。奥床しいさま。中身が豊かなさま。
    1. [初出の実例]「三枚袷着る程になくては、奥(オク)ぶかには見へず」(出典浮世草子傾城禁短気(1711)六)

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