女房学校(読み)ニョウボウガッコウ(その他表記)L'École des femmes

デジタル大辞泉 「女房学校」の意味・読み・例文・類語

にょうぼうがっこう〔ニヨウバウガクカウ〕【女房学校】

原題、〈フランスL'École des femmesモリエールによる喜劇。5幕。1662年初演少女無垢むくなまま育て上げて妻にしようとする中年男物語

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「女房学校」の意味・わかりやすい解説

女房学校
にょうぼうがっこう
L'École des femmes

フランスの劇作家モリエールの韻文喜劇。5幕。 1662年 12月パレ=ロワイヤル座でモリエールの劇団によって初演。 63年刊。女性教育という社会的問題を扱う,モリエールの最初の本格的性格喜劇空前大当りをとった。

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世界大百科事典(旧版)内の女房学校の言及

【モリエール】より

…サロンの衒学趣味にかぶれた田舎娘を通じて浅薄な流行を風刺した《才女気取り》(1659)でまず成功,翌年,笑劇《スガナレル》では,いわゆるモリエール的人物の嚆矢(こうし)である滑稽で醜悪,殻に閉じこもって他を顧みぬ主人公を自演する。 傑作《女房学校》(1662)は前年発表の《亭主学校》を発展させ,結婚問題をテーマとした作品。人間性をねじ曲げようと試みるアルノルフの敗北に,風俗を描く画家と称された作者の鋭い視座がある。…

※「女房学校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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