女菩薩(読み)ニョボサツ

デジタル大辞泉 「女菩薩」の意味・読み・例文・類語

にょ‐ぼさつ【女××薩】

菩薩のように美しくやさしい女性
《「外面げめん如菩薩」の「如」を「女」に置きかえたもの》遊女のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「女菩薩」の意味・読み・例文・類語

にょ‐ぼさつ【女菩薩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「外面(げめん)如菩薩」の「如菩薩」に「女」をかけていった語 ) 遊女の異称
    1. [初出の実例]「如菩薩とあちらこちらの御利益」(出典:雑俳・柳多留‐三七(1807))
  3. 菩薩のように美しく柔和な女性。心の美しい女性。
    1. [初出の実例]「此女菩薩(ニョボサツ)果報めでたくなり玉ひしが」(出典風流仏(1889)〈幸田露伴〉七)

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