好目(読み)すきめ

精選版 日本国語大辞典 「好目」の意味・読み・例文・類語

すき‐め【好目】

〘名〙
① (「め」は接尾語) 好色であること。また、その人。好色者。すきもの。
浮世草子好色一代女(1686)一「下帯とく音おもひの外なる好目(スキメ)
さいころの良い目。
江戸繁昌記(1832‐36)初「好目(スキメ)をして十日連出せしめんことを」

いい【好】 目(め)

(ばくちで、望みどおりに出たさいころの目の意から) 望みどおりのこと。
婦系図(1907)〈泉鏡花〉後「餠を食べて茶を喫んで帰った事もあったんですが、其がいいめを見せたんで、先頃から又どっと褥(とこ)に着いて」

いい‐め【好目】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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