如泉(読み)にょせん

改訂新版 世界大百科事典 「如泉」の意味・わかりやすい解説

如泉 (にょせん)
生没年:1644-1715(正保1-正徳5)

江戸前期の俳人。姓は斎藤通称は甚吉。京都の人で,四条道場内に真珠庵を結んで住んだ。梅盛に師事して貞門俳諧を学んだが,1679年(延宝7)高政の《俳諧中庸姿(つねのすがた)》に一座してからは談林俳諧に転じ,信徳,桃青(芭蕉)ら革新的な人々と新風を競った。元禄期には雑俳の点者としても活躍,とくに漢和俳諧に才能を発揮した。編著に《俳諧柱立(はしらだて)》《松ばやし》等がある。
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