ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「斎藤如泉」の意味・わかりやすい解説
斎藤如泉
さいとうじょせん
[没]正徳5(1715).8.17.
江戸時代前期~中期の俳人。京都の人。通称,甚吉。庵を真珠庵という。俳諧を高瀬梅盛に学んだが,延宝7 (1679) 年に菅野谷高政編『中庸姿 (つねのすがた) 』の連衆となってから宗因風の俳諧に転じた。元禄年間には京都俳壇の実力者として,また雑俳点者として活躍。特に漢和俳諧に秀でた。編著に『番匠童』 (89) ,『俳諧柱立』 (90) などがある。
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