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貞門俳諧 ていもんはいかい

世界大百科事典 第2版の解説

ていもんはいかい【貞門俳諧】

江戸前期の俳諧流派,またその俳風談林(だんりん)の新風・異風に対して古風・正風ともいう。〈貞門〉とは松永貞徳(ていとく)の俳門の意。俳風の上から宗鑑(そうかん),守武(もりたけ)(荒木田守武)以来の俳諧を,流派の上から18~19世紀の貞山,天来あたりまでを加えて貞門と呼ぶこともあるが,一般的には貞徳を盟主とする俳諧集団とその俳風をいう。 宗鑑,守武の16世紀から貞門派の台頭する17世紀までの約100年間は,三浦為春の《犬俤(いぬおもかげ)》《野犴(やかん)集》に代表されるような知識人の余技としての微温的なことば遊びの俳諧と,卑俗・露骨をいとわない言捨(いいずて)俳諧とが並び行われていた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の貞門俳諧の言及

【紅梅千句】より

…書名は巻頭の貞徳発句〈紅梅やかの銀公のからころも〉による。本書は貞門俳諧の到達した一頂点を示す代表的連句作品で,よく流布して版を重ねたが,談林からは,連歌への接近が指摘され,俳諧性が薄いと非難された。【乾 裕幸】。…

※「貞門俳諧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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