妖異(読み)ヨウイ

デジタル大辞泉 「妖異」の意味・読み・例文・類語

よう‐い〔エウ‐〕【妖異】

[名・形動]あやしくて普通ではないこと。また、そのさまや、そのようなもの。
「如何なる画にも彫刻にもない、―で凄惨なものであった」〈露伴・連環記〉

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精選版 日本国語大辞典 「妖異」の意味・読み・例文・類語

よう‐いエウ‥【妖異】

  1. 〘 名詞 〙 あやしく不思議なこと。奇怪なこと。また、そのもの。妖怪変化(ようかいへんげ)
    1. [初出の実例]「長星奇雲。共示妖異」(出典江都督納言願文集(平安後)一)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐郎顗伝〕

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普及版 字通 「妖異」の読み・字形・画数・意味

【妖異】よう(えう)い

怪異。〔後漢書、欒巴伝〕郡土に山川鬼怪多し。小人常に貲を破りて以てす。巴、素(もと)よりり、能く鬼を役す。乃ち悉(ことごと)く祀を毀壞し、姦巫を翦理(せんり)す。是(ここ)に於て妖異自(おのづか)らえ、百姓(つひ)に皆之れに安んず。

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