妙伝寺町(読み)みようでんじちよう

日本歴史地名大系 「妙伝寺町」の解説

妙伝寺町
みようでんじちよう

下京区西洞院通四条下ル

南北に通る西洞院にしのとういん(旧西洞院大路)を挟む両側町。

平安京条坊では左京五条二坊四保一六町の東側と同五条三坊一保一町の西側にあたり、平安中期以降は四条西洞院大路の南の地。平安時代には四条宮が町内東側に所在(拾芥抄)。「清眼抄」によると、安元三年(一一七七)四月二八日に起こった「太郎焼亡」と称される大火の罹災邸宅の中に「中納言資長卿綾小路北西洞院」と記され、当町近辺に藤原資長邸があり、「山槐記」仁平二年(一一五二)九月一九日条に「申刻参右府御許四条西洞院」とあり、右大臣源雅定邸も近くに所在。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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