妙典(読み)ミョウテン

デジタル大辞泉 「妙典」の意味・読み・例文・類語

みょう‐てん〔メウ‐〕【妙典】

《「みょうでん」とも》すぐれた教えを説いた経典。特に法華経をいう。
「かの一乗―の御読誦ごどくじゅもおこたらせ給はず」〈平家・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「妙典」の意味・読み・例文・類語

みょう‐でんメウ‥【妙典】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「妙」は不可思議の意 ) 微妙なすぐれた法を説いた経典。仏教教典。特に法華経をさしていうことが多い。
    1. [初出の実例]「又一両禅侶。可法花妙典」(出典明衡往来(11C中か)下本)
    2. [その他の文献]〔梁簡文帝‐大法頌序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android