妙文(読み)ミョウモン

デジタル大辞泉 「妙文」の意味・読み・例文・類語

みょう‐もん〔メウ‐〕【妙文】

すぐれた文章言葉
霊妙な経典。特に、法華経

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「妙文」の意味・読み・例文・類語

みょう‐もんメウ‥【妙文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すぐれた文章。巧妙な文章。みょうぶん。
    1. [初出の実例]「道の妙文わ金帋とをぼしめされ候べく候」(出典:禅竹宛世阿彌書簡‐永享六年カ(1434か)六月八日)
  3. 霊妙な経典。また、その句。特に、法華経にいう。
    1. [初出の実例]「鶯児不敢被人聞、出谷来時過妙文」(出典菅家文草(900頃)六・早春内宴、侍清涼殿同賦鶯出谷)
    2. 「八軸の妙文・九帖の御書もおかれたり」(出典:平家物語(13C前)灌頂)

みょう‐ぶんメウ‥【妙文】

  1. 〘 名詞 〙みょうもん(妙文)
    1. [初出の実例]「幾多の無名文豪が各意匠を凝らして妙文(メウブン)巧辞を闘はせて居るのは」(出典:閑耳目(1908)〈渋川玄耳〉楽書大楽書)

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