改訂新版 世界大百科事典 「妙高温泉郷」の意味・わかりやすい解説
妙高温泉郷 (みょうこうおんせんきょう)
新潟県南西部,妙高山(2446m)東麓の妙高高原に開けた温泉郷。標高の高い順に,約1100mの燕(つばめ)温泉(含土類セッコウ泉,45℃),約900mの関温泉(含鉄食塩泉,46℃),700~800mの赤倉温泉(重炭酸土類泉,60℃),池ノ平温泉(単純泉,60℃),500~600mの妙高温泉,新赤倉温泉(いずれも赤倉温泉からの引湯)と並ぶ六つの温泉からなる。享保年間(1716-36)開湯の関温泉が最も古く,大正末期開湯の池ノ平温泉,新赤倉温泉が最も新しい。信越本線,国道18号線が通り,交通の便がよいため妙高高原は夏は避暑地,冬はスキー場として多くの観光客を集めている。上信越高原国立公園に含まれる。
執筆者:中俣 均
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報