妙高高原(読み)ミョウコウコウゲン

デジタル大辞泉 「妙高高原」の意味・読み・例文・類語

みょうこう‐こうげん〔メウカウカウゲン〕【妙高高原】

新潟県南西部、長野県境近くにある高原妙高山の東斜面に広がり、標高は700~1200メートル。赤倉池ノ平妙高などの温泉や、別荘地スキー場がある。妙高戸隠連山国立公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「妙高高原」の意味・わかりやすい解説

妙高高原(旧町名)
みょうこうこうげん

新潟県南西部、長野県境の中頸城郡(なかくびきぐん)にあった旧町名(妙高高原町(まち))。現在は妙高市の南部を占める地域。1956年(昭和31)妙高高原、杉野沢(すぎのさわ)の2村が合併して町制施行。2005年(平成17)妙高高原町は新井(あらい)市に編入し、同市は妙高市に名称変更。観光の町で、JR信越本線、国道18号が通じる。旧町域は妙高戸隠連山国立公園の妙高火山の裾野(すその)を占め、古くから別荘地、温泉、スキー場として知られる。火山麓(ろく)を関川(せきかわ)が迂回(うかい)し、江戸時代は川沿いに通る北国(ほっこく)街道(現、国道18号)の関川に関所があった。妙高高原駅を玄関口として妙高、池ノ平(いけのたいら)、新赤倉、赤倉の温泉地にバスの便があり、春秋ハイキング、夏の登山、冬のスキーと四季を通じて観光客が絶えない。妙高火山南麓の標高1200メートルの高原笹ヶ峰(ささがみね)に国民休暇村妙高のキャンプ場がある。

[山崎久雄]



妙高高原(高原)
みょうこうこうげん

新潟県南西部、長野県境に位置する妙高火山東麓(とうろく)の高原。標高600~1300メートルに及ぶ雄大な火山裾野(すその)には妙高、池ノ平(いけのたいら)、赤倉、燕(つばめ)など七つの温泉郷をはじめ赤倉、池ノ平など六つのスキー場や高原別荘地が分布し、春のハイキング、夏の登山、秋の紅葉、冬のスキーと四季を通じて観光客が絶えない。しなの鉄道北しなの線・えちごトキめき鉄道(旧、JR信越本線)妙高高原駅が玄関口で、野尻(のじり)湖、笹ヶ峰(ささがみね)牧場などにもバスの便がある。山菜笹飴(ささあめ)、白樺(しらかば)細工などが名物。

[山崎久雄]


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百科事典マイペディア 「妙高高原」の意味・わかりやすい解説

妙高高原[町]【みょうこうこうげん】

新潟県南西部,中頸城(なかくびき)郡の旧町。妙高山東麓を占め,赤倉,新赤倉,妙高,池ノ平などの温泉があり,高原の笹ヶ峰にはスキー場,ゴルフ場,牧場がある。上信越高原国立公園の一地区で,信越本線が通じる。2005年4月新井市,中頸城郡妙高村と合併し市制,妙高市となる。128.57km2。6485人(2003)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「妙高高原」の意味・わかりやすい解説

妙高高原
みょうこうこうげん

新潟県南西部,妙高火山群にあり,長野県に接する妙高市南西部の旧町域。 1956年妙高々原村と杉野沢村が合体して町制。 2005年新井市に編入,新井市は妙高市に改称。信越国境を流れる関川沿いに集落が形成されている。大部分は妙高高原で,妙高温泉池の平温泉赤倉温泉,新赤倉温泉の各温泉地のほか,スキー場がある観光地。天神社の大スギは国の天然記念物。妙高戸隠連山国立公園に属する。

妙高高原
みょうこうこうげん

新潟県南西部,妙高山 (2454m) 東麓に開ける高原。標高 700~1300m。妙高山の外輪山前山 (1934m) をかなめとして扇を広げたような形で,浸食谷は田切地形をつくる。雄大な斜面には,赤倉,新赤倉,池ノ平,妙高などの温泉集落が並び,別荘地,大スキー場がある。妙高戸隠連山国立公園に属する。

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改訂新版 世界大百科事典 「妙高高原」の意味・わかりやすい解説

妙高高原 (みょうこうこうげん)

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世界大百科事典(旧版)内の妙高高原の言及

【妙高温泉郷】より

…新潟県南西部,妙高山(2446m)東麓の妙高高原に開けた温泉郷。標高の高い順に,約1100mの燕(つばめ)温泉(含土類セッコウ泉,45℃),約900mの関温泉(含鉄食塩泉,46℃),700~800mの赤倉温泉(重炭酸土類泉,60℃),池ノ平温泉(単純泉,60℃),500~600mの妙高温泉,新赤倉温泉(いずれも赤倉温泉からの引湯)と並ぶ六つの温泉からなる。…

※「妙高高原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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