妻木城跡(読み)つまぎじようあと

日本歴史地名大系 「妻木城跡」の解説

妻木城跡
つまぎじようあと

[現在地名]土岐市妻木町

妻木の南端、妻木川の深い峡谷に面したしろ山にある。県指定史跡。文和年中(一三五二―五六)土岐頼重が築城したと伝えられ、その四代目頼照は妻木氏を称し、以後代々妻木氏の居城となった。妻木氏は慶長五年(一六〇〇)頼忠の時、関ヶ原の合戦で徳川家康方に属し、東濃平定の戦功をあげたことにより、土岐郡南部九ヵ村六千八〇〇石の知行を安堵され、旗本となった。しかし三代頼次が万治元年(一六五八)嗣子なく死去すると、所領は没収され、当城も廃された(寛政重修諸家譜)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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