委文中村(読み)しとりなかむら

日本歴史地名大系 「委文中村」の解説

委文中村
しとりなかむら

[現在地名]三原町倭文委文しとおりいぶん

こう村の東にあり、東部は低い山地で中央部から西部が平地。中央部を倭文しとおり川が北西流する。西部をなか街道が南北に通る。「和名抄」記載の三原郡倭文しとり郷の遺称地。正保国絵図に村名がみえ、高四〇七石余。天保郷帳では高四六二石余。反別戸数取調書によると反別三九町六反余、高四九三石余、うち蔵入高六二石余・給知高四〇四石余。給人は樋口内蔵助ら一六人。家数六二・人数三六五。水利として倭文川井手のほか、袴田はかまだ池・あら池がある(味地草)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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