姜保(読み)きょうほ(その他表記)Kam Po

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「姜保」の意味・わかりやすい解説

姜保
きょうほ
Kam Po

高麗の天文学者。 1281年,元の世祖フビライ・ハンは,支配下の高麗に,前年から施行されていた授時暦の採用を命じた。世子である忠宣王は,授時暦の伝習のために書雲正の姜保を元に派遣した。姜保は授時暦の算法を研究し,暦書の計算に必要ないわば早見数表を作成した。それが『授時暦捷法立成』であり,忠恵王4 (1343) 年に刊行された。この上巻,および郭守敬とともに授時暦制定事業に参加した王恂 (おうじゅん) の『授時暦立成』の朝鮮活字本は,李王朝の奎章閣に収蔵され,現在ソウル大学に保管されている。

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