姫川原村(読み)ひめがわらむら

日本歴史地名大系 「姫川原村」の解説

姫川原村
ひめがわらむら

[現在地名]新井市姫川原

じよう(三四七・五メートル)北方せき川流域、飯山いいやま道沿いの村。年月日未詳の高梨氏所領注文(高梨文書)に「姫河原之内中宿国衙分」とあり、本地一七ヵ所の代りとして高梨氏に渡されている。天和四年(一六八四)名寄帳(吉越昭太郎氏蔵)によると田四〇町三反余、畑九町一反余のうち屋敷二町七反余。名請人七七名のうち、一町から五町までの所有者は一一人、屋敷持は五八人である。正徳五年(一七一五)村明細帳(樋口一蔵氏蔵)によれば高六一七石二斗余、うち田方五六二石四斗余・畑方四二石七斗余・山方一二石四升余で、本百姓九三軒、寺一軒、水呑四軒、男二七九・女二七六、女馬七三・男牛三、御林七二〇町歩については「冨坂山と申御林ニ三六年以前迄越後守様御代より御立被遊候御領所ニ罷成候前々よりそ朶杭ニ出申候節ハゑた木之分ハ御林守当村被下置候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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