普及版 字通 「娟」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] ケン・エン(ヱン)
[字訓] あでやか

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(えん)。に涓・絹(けん)の声がある。〔説文新附〕十二下に「嬋娟(せんけん)なり」とあり、女のあでやかな姿をいう。ぼうふらの形で、まがりくねる形をいうことが多い。

[訓義]
1. あでやか、女のしなやかなさま。
2. まがる、まがりくねる。
3. まゆ、まゆがき。
4. こびる、こびるさま。

[古辞書の訓]
名義抄〕嬋娟 タヲヤカナリ・ユビヨシ・ソヒヤカナリ 〔字鏡集〕娟 タヲヤカナリ・ホソシ

[熟語]
娟潔・娟娟娟娟巧・娟好娟秀娟媚娟妙娟容娟麗
[下接語]
嬋娟・便娟・幽娟・麗娟・聯娟

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む