婆抜(読み)ばばぬき

精選版 日本国語大辞典 「婆抜」の意味・読み・例文・類語

ばば‐ぬき【婆抜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. トランプ‐ゲームの一種手札に同位札二枚の組み合わせができれば場に捨てていき、最後までババ(普通はジョーカー)を持っていた人が負ける。婆さがし。
    1. [初出の実例]「トランプのババぬきで」(出典:笹まくら(1966)〈丸谷才一〉六)
  3. 結婚の際の条件として、新家庭母親が同居しないようにすること。
    1. [初出の実例]「もし孫が私一人だったら結婚なんて出来ないでしょうね。ババヌキって時代に、ババツキなんですもの」(出典:恍惚の人(1972)〈有吉佐和子〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android