媛社神社(読み)ひめこそじんじや

日本歴史地名大系 「媛社神社」の解説

媛社神社
ひめこそじんじや

[現在地名]小郡市大崎

宝満ほうまん川下流右岸の平地鎮座。旧郷社。祭神は姫社神・織女神。「肥前国風土記」基肄きい姫社ひめこそ郷の条によれば、筑前宗像むなかた郡の珂是古が荒神の神意を伺い、幡が飛んで落ちた御原みはら郡姫社の杜と、さらに幡が飛び帰った姫社郷に女神を祀ったという。元禄十年井上組寺社開基に氏神岩船大明神とある。嘉永七年(一八五四)銘の石鳥居額に「磐船神社」「棚機神社」の神号が二列に刻されるが、姫社神社に改めた時期は未詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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