孀娥(読み)そうが

精選版 日本国語大辞典 「孀娥」の意味・読み・例文・類語

そう‐がサウ‥【孀娥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「孀」は未亡人の意 ) 夫に死別した女。やもめ。寡婦孀婦
    1. [初出の実例]「班女香閨抛扇夜、孀娥寒鏡倚粧時」(出典:玩鴎先生詠物雑体百首(1794)月下籠虫)
    2. [その他の文献]〔楊炯‐原州百泉県令李君神道碑〕
  3. 月の異称。
    1. [初出の実例]「名月〈略〉嫦娥 孀娥 これ仙女の名也。仙薬をぬすみて月中にかくれし物也。然ば月の名になる也」(出典:俳諧・増山の井(1663)八月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「孀娥」の読み・字形・画数・意味

【孀娥】そうが

やもめ。

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