子宮頸管ポリープ
しきゅうけいかんポリープ
Cervical polyp
(女性の病気と妊娠・出産)
子宮頸管粘膜の増殖性病変で、茎をもつような形で発育して外子宮口から露出していきます。深紅色のポリープ(キノコ状の小さな腫瘍)で、多くは単発で発生し、数㎜~数㎝の大きさです(図8)。30~40代の多産婦に多くみられます。がんなど悪性のものに変化することは、ほとんどありません。
原因は明らかではありませんが、子宮頸管の慢性炎症が原因のひとつとして考えられます。
無症状なものが多いのですが、少量の不正性器出血や帯下(おりもの)の増量がみられることがあります。
産婦人科を受診すればすぐ診断がつき、その場で取り除く処置が行われます。まれに、子宮体がんなどの悪性病変がポリープ状になって子宮腔内から外子宮口へと突出していることがあるので、摘出物は必ず病理検査を行います。
子宮頸管ポリープは、基底部から切除できたと思われても、残って再発することがあります。
矢野 哲
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報
Sponserd by 
家庭医学館
「子宮頸管ポリープ」の解説
しきゅうけいかんぽりーぷ【子宮頸管ポリープ】
子宮頸管の粘膜(ねんまく)に、茎(くき)のある赤くやわらかい良性の腫瘍(しゅよう)が発生する病気です。
原因はまだはっきりしていませんが、子宮頸部の炎症や、ホルモンの作用がもとになっておこるのではないかと考えられています。妊娠中の女性には、しばしばみられます。
症状としては、不正出血、性交時の接触出血などがありますが、まったく症状がない場合も多いようです。
手術でポリープを摘出しますが、通常は簡単な手術で、外来で受けられます。しかし、ポリープが非常に大きくなってしまったときには、入院しての手術が必要になることもあります。
また、たとえ症状がなくても摘出して細胞を調べ、がんでないことを確認します。
妊娠初期でポリープが大きい場合、手術などを行なうとかなり出血して危険になることがあるので、摘除せずに、そのままにしておくこともありますが、このときもポリープの組織を調べる細胞診が行なわれるのがふつうです。
手術で切除しても、再びポリープができる人がいますが、これは、ポリープのできやすい素因があるからではないかと考えられています。
出典 小学館家庭医学館について 情報
Sponserd by 