…寺伝では宮中真言院の御修法(みしほ)用の曼荼羅としているが確証はない。また醍醐寺五重塔(951)初層内の両界曼荼羅壁画,《子島曼荼羅》(紺綾金銀泥絵,子島寺),《血曼荼羅》(絹本著色,金剛峯寺,1150)など,現図曼荼羅の遺品は多い。このほか台密用の金剛界八十一尊曼荼羅があり,円仁請来本から描いたと見なされる根津美術館本(13世紀前半)や兵庫太山寺本などが知られる。…
※「子島曼荼羅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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