子心(読み)こごころ

精選版 日本国語大辞典 「子心」の意味・読み・例文・類語

こ‐ごころ【子心】

〘名〙
子どもの心。
太平記(14C後)一六「小心にも能々事の様を思ふてみよかし」
江戸時代、幼年者が善悪がわからずにたまたま罪を犯すこと。幼年者が殺人放火などの罪を犯した場合は、一五歳まで親類に預けられ、のち遠島(おんとう)に処せられた。幼年者であっても、分別がありながらする大人同様の仕業の場合は、一五歳まで溜預(ためあずけ)とされ、子心とは区別された。〔禁令考‐後集・第四・巻三二(1741)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「子心」の意味・読み・例文・類語

こ‐ごころ【子心】

よく物のわからない年ごろの、子供の心。子供心

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android