精選版 日本国語大辞典 「子捕り」の意味・読み・例文・類語 こ‐とり【子取・子捕】 〘 名詞 〙① 児童の遊戯の一つ。ひとりは鬼、ひとりは親、他はすべて子となり、子は親のうしろにつかまって順々に連なり、鬼が最後尾の子を捕えようとするのを、親が両手を広げて防ぐ。もし、子が捕えられると、それぞれの役目を変えていくもの。子をとろ子とろ。ひふくめ。ことろことろ。駒取(こまどり)。〔諸国風俗問状答(19C前)〕② 子どもを誘拐(ゆうかい)すること。また、その人。[初出の実例]「彼は子取りではないかとうたがい、呼びもどそうとした」(出典:林檎の下の顔(1971‐73)〈真継伸彦〉一)③ 出産を助けること。また、その人。〔随筆・裏見寒話(1753)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例