子浦川流域横穴古墳群(読み)しおがわりゆういきよこあなこふんぐん

日本歴史地名大系 「子浦川流域横穴古墳群」の解説

子浦川流域横穴古墳群
しおがわりゆういきよこあなこふんぐん

[現在地名]志雄町子浦・聖川・新宮・下石・菅原

子浦川の流域に分布する横穴群で、横穴は羽咋郡・羽咋市で最も濃密に分布。子浦小谷屋しおこたにや支群(二七基以上)聖川寺山ひじりかわてらやま支群(一六基以上)新宮しんぐう支群(二基)下石さがりいし支群(八基)菅原すがわら支群(四基)など、現在七支群で七〇基以上が確認されている。昭和四八―四九年(一九七三―七四)子浦小谷屋・聖川寺山で発掘調査を実施。横穴は全長四―七メートル程度の規模で、聖川寺山一九号横穴(全長約六メートル)からは須恵器(坏・高坏)土師器(高坏・椀)・金環・勾玉・切子玉・管玉が、同二〇号横穴(全長約六・四五メートル)からは須恵器(坏・蓋・高坏・横瓶・提瓶・甕・長頸壺・小刀片・鍔・刀子片・鉄鏃などが出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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