子獅子(読み)こじし

精選版 日本国語大辞典 「子獅子」の意味・読み・例文・類語

こ‐じし【子獅子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 子どもの獅子。獅子の子。
    1. [初出の実例]「片仮名のね文字を十二書かせて、給ひて、よめと仰せられければ、ねこの子の子ねこ、ししの子のこじしとよみたりければ」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)三)
  3. 湯女(ゆな)の見習い。
  4. 能面の一つ。能「石橋(しゃっきょう)」で連獅子のとき、子獅子役のツレがつける。シテの親獅子は、獅子口(ししぐち)を用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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