字引き(読み)じびき

精選版 日本国語大辞典 「字引き」の意味・読み・例文・類語

じ‐びき【字引・辞引】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 字引 ) 漢字を集めて、あらかじめきめられた一定順序に並べ、その発音意味などを説明した書物字書字典
    1. [初出の実例]「字引(ジビ)きでも繰ってから御詮議をなされませい」(出典歌舞伎・傾城北国曙(1789)四幕)
  3. じしょ(辞書)
    1. [初出の実例]「今者僕辞書(ジヒキ)を携へず、近日将に英語箋一部を懐にし来て以卿等百般之問に答へんとす」(出典:柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉二)
    2. 「『辞引ひっぱったのやろ?』『漢和何とか云ふの引いたの』」(出典:御身(1921)〈横光利一〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android