季無(読み)きなし

精選版 日本国語大辞典 「季無」の意味・読み・例文・類語

き‐なし【季無】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 定まった季節がないこと。どの季節のものと決まっていないこと。無季
    1. [初出の実例]「村雨は季なし。季を結(むすぶ)に習(ならい)(あり)」(出典俳諧去来抄(1702‐04)故実)
  3. 連歌、俳諧で、一句の中に季語を含まないこと。また、その句。無季。
    1. [初出の実例]「朝よさを誰松島の片心 此句は季なし」(出典:俳諧・三冊子(1702)赤双紙)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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