学習性無力感(読み)ガクシュウセイムリョクカン

人事労務用語辞典の解説

「学習性無力感」とは、米国の心理学者マーティン・セリグマンが1967年に発表した概念で、抵抗することも回避することも困難なストレスに長期間さらされ続けると、そうした不快な状況下から逃れようとする自発的な行動すら起こらなくなる現象をいいます。セリグマンたちは犬を用いた実験によって、「自分が何をしても状況は変わらない」という思い=無力感が体験から学習されるものであることを発見しました。「学習性絶望感」や「学習性無気力」とも呼ばれ、一種の抑うつ状態や学業不振にいたるメカニズムの一つとしても注目されています。
(2014/3/17掲載)

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

デジタル大辞泉の解説

がくしゅうせい‐むりょくかん〔ガクシフセイ‐〕【学習性無力感】

努力を重ねても望む結果が得られない経験・状況が続いた結果、何をしても無意味だと思うようになり、不快な状態を脱する努力を行わなくなること。米国の心理学者マーティン=セリグマンが1967年に発表した心理学理論。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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