宅磨塚(読み)たくまづか

日本歴史地名大系 「宅磨塚」の解説

宅磨塚
たくまづか

[現在地名]右京区鳴滝宅間町

三宝さんぽう寺の門前周山しゆうざん街道傍らにあり卵塔婆が建つ。

雍州府志」によれば、栂尾高山とがのおこうざん寺の明恵上人を信敬していた仏画師宅磨勝賀は、上人が春日・住吉神社を擁護していることを知り、神影を筆写したいと思っていたが、上人と両神が話答していると聞き、上人の部屋をうかがい神相を筆写した。しかし京への帰途、神罰によって落馬し、この地で死んだという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android