宇佐の使(読み)うさのつかい

精選版 日本国語大辞典 「宇佐の使」の意味・読み・例文・類語

うさ【宇佐】 の=使(つかい)[=勅使(ちょくし)

  1. 天皇即位国家の大事、変災の際、宇佐神宮幣帛(へいはく)を献じて奉告するために朝廷から派遣された使者。天皇即位のときの奉幣を、特に一代一度の奉幣と称し、その使者には必ず和気氏五位の人をあてたので、これを宇佐和気使(うさわけづかい)と呼んだ。
    1. [初出の実例]「このをとこ、宇佐の使にていきけるに」(出典:伊勢物語(10C前)六〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android