精選版 日本国語大辞典 「宇佐の使」の意味・読み・例文・類語 うさ【宇佐】 の=使(つかい)[=勅使(ちょくし)] 天皇の即位や国家の大事、変災の際、宇佐神宮に幣帛(へいはく)を献じて奉告するために朝廷から派遣された使者。天皇即位のときの奉幣を、特に一代一度の奉幣と称し、その使者には必ず和気氏五位の人をあてたので、これを宇佐和気使(うさわけづかい)と呼んだ。[初出の実例]「このをとこ、宇佐の使にていきけるに」(出典:伊勢物語(10C前)六〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例