宇受賀命神社(読み)うつかのみことじんじや

日本歴史地名大系 「宇受賀命神社」の解説

宇受賀命神社
うつかのみことじんじや

[現在地名]海士町宇受賀

集落より北の宇受賀瀬に向かう道沿いに鎮座する。祭神宇受賀命。旧郷社。「続日本後紀」承和九年(八四二)九月一四日条に海部あま郡宇受加命神とみえ、官社に列している。「延喜式神名帳の名神大社宇受加命神社に比定される。中世には宇須賀宮・宇須賀大明神・宇津賀大明神などと称した。文永七年(一二七〇)五月隠岐国衙田所と目代は公私御祈祷所として宇須賀宮に海部員則かずのり名内の祭田二段を寄進しており(「隠岐国在庁田地寄進状」村尾家文書)、中世にも海士郡を代表する神社として重視されていたことがうかがわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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