宇土支藩主館跡(読み)うとしはんしゆやかたあと

日本歴史地名大系 「宇土支藩主館跡」の解説

宇土支藩主館跡
うとしはんしゆやかたあと

[現在地名]宇土市新小路町

宇土城跡の東約一キロの平地に設けられた宇土支藩主細川氏屋敷跡。熊本藩主細川光尚は正保三年(一六四六)六月、幕府の許可を得て、宇土支藩祖立孝の子宮松(のち丹後守行孝)に宇土・益城ましき二郡のうち三万石を内分し、自ら宇土に赴き、屋敷地形を検分するとともに境界の竹を立て、三斎(忠興)の遺臣佐方与左衛門友信らに家臣団の屋敷割などを指示した。初めは御仮屋とよばれていた「御屋敷」の広さは、東西約八〇間・南北約九五間、もとの細川邸跡・宇土税務署を中心に新小路境から南は御鷹野おたかの橋付近の土手に至る地域である(宇土市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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