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宇宙論的赤方偏移 うちゅうろんてきせきほうへんい cosmological redshift

翻訳|cosmological redshift

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知恵蔵2015の解説

宇宙論的赤方偏移

遠方の天体からの電磁波を受け取る時、地球とその天体が相対運動をしていると、受け取る波長は実際に天体が放出した波長とは異なる。これは音の場合のドップラー効果と基本的に同じ現象。遠ざかっている天体からの電磁波は波長が伸びて観測され(赤方偏移)、近づいてくる天体からの電磁波の波長は短く観測される(青方偏移)。受け取った波長と放出した波長の差を放出した波長で割った値も赤方偏移といい、天文学では文字「z」をあてる。この意味の赤方偏移が1とは、受け取った波長が放出した波長に比べて2倍に伸びていることを意味する。1に比べて十分小さい場合、赤方偏移の値は光速度と後退速度の比になる。宇宙論の場合は単純なドップラー効果の公式は当てはまらず、赤方偏移が1に近くなると「後退速度」は単純な意味をもたなくなる。

(二間瀬敏史 東北大学大学院理学研究科教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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