日本大百科全書(ニッポニカ) 「宇検(村)」の意味・わかりやすい解説 宇検(村)うけん 鹿児島県大島郡、奄美大島(あまみおおしま)南西部にある村。山地が多く、湯湾岳(ゆわんだけ)(694メートル)は奄美諸島の最高峰。中央に焼内湾(やきうちわん)が深く湾入している。集落は湾岸沿いに点在し、役場所在地は湯湾。亜熱帯林に覆われ、林業資源が豊富でチップ工場が操業している。農業は不振で自給的色彩が強いが、最近、暖かい気候を生かした花卉(かき)苗などの生産が伸びている。国の天然記念物のルリカケスや特別天然記念物のアマミノクロウサギが生息する。面積103.07平方キロメートル、人口1621(2020)。[平岡昭利][補完資料] | 宇検村の要覧 鹿児島県宇検村位置図 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例