安倍村(読み)あべむら

日本歴史地名大系 「安倍村」の解説

安倍村
あべむら

[現在地名]米子市安倍・はたさき五―八丁目

上後藤かみごとう村の西にあり、南は中海に面し、西は粟島あわしま村、東は灘町なだまち新田。北境をよね川が北西流し、南部を内浜境うちはまさかい往来がほぼ東西に走る。当地一帯は小砂丘の起伏地で、古くは出職粟島でしよくあわしまとよばれる、粟島村地先を開発した新田。開発者は荒尾氏家臣村瀬(本姓安倍氏)であったので村瀬むらせ新田とも称された。安政六年(一八五九)分村して安倍村と改称した(藩史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android