安居保(読み)あごほ

日本歴史地名大系 「安居保」の解説

安居保
あごほ

荘域は福井市西部に比定される。文明一二年(一四八〇)一条兼良が著した「桃華蘂葉」の「家領并敷地之事」の項に

<資料は省略されています>

とみえるように、一条家領の荘園であった。ただ史料上では、「神鳳鈔」に「安屋御厨」とみえるのが早く、南北朝期頃までに、伊勢神宮領安居御厨が存在した。

この神宮領安居御厨と一条家領安居保との関係は、「桃華蘂葉」の安居保の注に、「足羽御厨別納也」とあり、足羽(あすわ)御厨は建久三年(一一九二)八月付伊勢大神宮神領注文(神宮雑書)ならびに「神鳳鈔」に記され、伊勢神宮内宮領でもあったことがわかるから、神宮領足羽御厨と一条家領足羽御厨、および神宮領足羽御厨別納分と一条家領安居保とは、それぞれ同一であり、足羽御厨の別納地(別保)として、安居御厨(保)が成立していたものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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