日本歴史地名大系 「安居保」の解説
安居保
あごほ
荘域は福井市西部に比定される。文明一二年(一四八〇)一条兼良が著した「桃華蘂葉」の「家領并敷地之事」の項に
とみえるように、一条家領の荘園であった。ただ史料上では、「神鳳鈔」に「安屋御厨」とみえるのが早く、南北朝期頃までに、伊勢神宮領安居御厨が存在した。
この神宮領安居御厨と一条家領安居保との関係は、「桃華蘂葉」の安居保の注に、「足羽御厨別納也」とあり、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報