有職(ゆうそく)故実書。一条兼良(かねよし)著。1480年(文明12)4月成立。死去の前年,一条家当主の心得を子冬良に書き与えたもの。束帯色目・直衣(のうし)事に始まる一条家伝来の作法を,歴代の記録類を用いて詳説。書状の書式や家伝の文書目録,一条家管領の寺院・家領などの由緒や現状が書かれている。国史・法律や神礼拝の法まで説かれ,当時の高級貴族の生活がわかる。「群書類従」所収。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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