安布知神社(読み)あふちじんじや

日本歴史地名大系 「安布知神社」の解説

安布知神社
あふちじんじや

[現在地名]阿智村大字駒場 清坂

駒場こまば北部もり(六二〇メートル)の中腹部に鎮座する。祭神は思兼命・誉田別命・須佐男尊。社伝によれば、仁徳天皇五六年三月、八華形の鏡を思兼命の霊代として、明燈みようとう(現社地清坂の山頂)小祠を建立し、地主神として祀り、慶雲三年(七〇六)誉田別命を勧請して配祀、正元元年(一二五九)一一月領主小笠原長経が近江三井寺より新羅明神を勧請して社殿を造営し、思兼命・誉田別命を奉祀し新羅明神と称したとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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