日本歴史地名大系 「安曇江庄」の解説 安曇江庄あずみえのしよう 大阪府:大阪市北区安曇江庄古代の安曇江のそばにあった東大寺領庄園。安曇江の位置を現南区安堂寺(あんどうじ)町付近に求める説もあるが、野崎(のざき)町付近とする説が妥当であり、当庄もこの付近にあったとみられる。安曇江庄が史料に現れるのは平安時代になってからであるが、東大寺がこの付近に土地を獲得したのは古い。八世紀中葉、安宿王は堀江(ほりえ)川(現大川に比定)を挟んで東生(ひがしなり)郡酒人(さかひと)郷と西成(にしなり)郡三野(みの)郷内に三町六反二四九歩の家地をもっており、約一五メートルの双甲倉と同規模の未完成の倉もあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by