安楽国(読み)アンラクコク

デジタル大辞泉 「安楽国」の意味・読み・例文・類語

あんらく‐こく【安楽国】

極楽浄土別名。この地には苦悩がなく、安穏快楽あんのんけらくであるところからいう。安楽浄土。安楽世界。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「安楽国」の意味・読み・例文・類語

あんらく‐こく【安楽国】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] sukhāvatī の訳語 ) 極楽浄土のこと。安楽国土。安楽界。安養国
    1. [初出の実例]「願共諸衆生生安楽国」(出典往生要集(984‐985)大文二)
    2. 「さればこの身ながら、安楽国に生まるるかと」(出典:謡曲・実盛(1430頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android