安楽律(読み)あんらくりつ

精選版 日本国語大辞典 「安楽律」の意味・読み・例文・類語

あんらく‐りつ【安楽律】

  1. 〘 名詞 〙 天台宗に属し、小乗戒をあわせ修める一派大乗梵網(ぼんもう)戒に小乗四分律(しぶんりつ)を加えたもの。寛文~元祿(一七世紀後半)の頃、妙立(みょうりゅう)およびその弟子霊空の提唱によって起こり、比叡山横川飯室谷(よかわいむろだに)安楽律院を根本道場とした。安楽派

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「安楽律」の意味・わかりやすい解説

安楽律
あんらくりつ

天台宗の比叡山安楽律院を中心とする戒律主義の一派。江戸時代の妙立によって唱えられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android