日本歴史地名大系 「安江木町」の解説 安江木町やすえぎちよう 石川県:金沢市金沢城下第六連区安江木町[現在地名]金沢市安江町(やすえちよう)・本町(ほんまち)一―二丁目・玉川町(たまがわちよう)・武蔵町(むさしまち)・芳斉(ほうさい)二丁目安江町の西に続く両側町で、上下二地域に分れる。もと上安江村の地内で、宮腰(みやのこし)より材木を運送する材木商人が住み、安江の木町と称していたのが町名となった(金沢古蹟志)。明暦三年(一六五七)の七ヶ所書上のうちにあげられている安江町は安江木町の誤りといわれ(「金沢市中旧記」加越能文庫)、元禄三年(一六九〇)の書上に七ヶ所の一としてあげられる(稿本金沢市史)。寛文一三年(一六七三)の里子請合状(改作所旧記)に「金沢安江木町専光寺」の名がみえる。元禄三年の金沢大火で町内九二軒が焼失(「続漸得雑記」加賀藩史料)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by